4. まとめ
というわけで,ダラダラと長くなってしまいました.あともう少しだけダラダラさせてください.
「なんでひっくり返すと回転方向が変わるのか?」については,ねじり方向が途中で逆転しているのがポイントです.
まとめると,
ねじり方向が逆同士は逆方向に,
ねじり方向が同じ同士は同方向に回ります.
ねじり方向を色で表した動画も用意してみました.
違う色同士がかみ合うと逆回転,同じ色同士がかみ合うと同回転になるわけです.
途中でねじり方向を逆転させてあげないと,ひっくり返してもねじり方向が変わらないのです.
元々,本作を作ることになったきっかけはとある海外の動画を見たことです.
海外では「paradoxical gear」って言うんですね.いや,こんなん見たら作ってみたくなるでしょ.
英語が苦手なのも相まって,検索をかけても原理はなかなか出てこなかったので,なら自分で解析してやろうじゃんかって感じで再現してみました.
さてさて,今まで色んなところでこれを展示したり披露したりしてきたわけですが,よくされた質問が「これって何に使えるの???」ですね.
僕の回答は,「人を不思議な気持ちにさせることができます!」ですね.
……あれ?納得できない?そうですよね.
この歯車の実用例はいくら検索かけてもでてきませんし,今のところ,アート以外でコイツならではの使い方が残念ながら思いついていません.
もし「こんな使い方思いついた!!!!」というのがあればぜひぜひコメントなどで教えてくださいませ.
ちなみに僕はまだ諦めていません.
このまま放っておいたらもっとダラダラしてしまいそうなので今回はこの辺で.
さて明日のAdCの記事は,ゆき君の「ふともも」です.
一体どんなふとももなんでしょうか.ワクワクしてきましたね!!!!()
ではでは~~~~
うわーすごい~!
目が回りそうですw
この構造でポンプが作れないかなぁ、などと妄想してしまいますた
通りすがりさん
ご意見ありがとうございます~
ねじポンプや歯車ポンプのイメージですかね?
その路線も考えたのですが,この歯車を使うことによる利点が思いつかなくて……
というのも,普通の歯車に比べて伝達効率悪いんですよね.
むむむ……という感じです.可能性は捨てたくはないですが.
先のコメント後、しばらく動画を見てたら、ウォームギアっぽい
形状(ふたばギアは上下対称ですね)から、トルセンデフを連想
しちゃいました。
>普通の歯車に比べて伝達効率悪いんですよね
う~ん、そうなのですか・・・。
動画を見ていると、結合時のショックが無さそうなので
その辺が活かされる用途がみつかるといいかも。
動力伝達からは大きく方向が逸れますが、ふたばちゃんの形って
食品の練り物とか穀物の粉砕で試したくなる形状ですw