【電卓演奏ロボット A-HOGE】Part1:電卓演奏と出会う。そして演奏ロボットをツイートする。

こんにちは。2018年入学の後藤(@goto_statement)です。

この記事は工大祭ブログリレーの記事です。工大祭のロ技研のページはこちら。( https://c-028.space.koudaisai.jp/ )

この記事で紹介するのは、その名も、

<<<<<  電卓演奏ロボット「A-HOGE」 >>>>>

です!

この記事は複数回にわたります。これはPart1の記事です。

Part1では、作品をざっくりと紹介し、作ろうと思ったきっかけや、Twitterに投稿するまでの経緯、そして投稿してからのことについて書きます。

次回以降、技術的なことについても説明していきますので、興味がある方はこちらもお楽しみに!(ただ公開日は未定です、すみません…)

作品映像

まずはこちらをご覧ください!

この投稿は多くの反響があり、10月29日 8:00現在、3618RT、6910いいねがついています。

とりあえずこのロボットは何?

みなさんは「電卓演奏」をご存知でしょうか?初耳だという人は、この動画をご覧ください。

もうお分かりいただけたと思いますが、この世には音の出る電卓を使って曲を演奏する「電卓演奏」というものが存在します。そしてスゴ技で電卓演奏を行う「電卓演奏家」という人間がいます。

これをロボット化したものが、電卓演奏ロボット「A-HOGE」です。

簡単に仕組みを説明!

電卓に近いところから説明していきます。下の部品はソレノイドといいます。小学校のときに触った人も多い「電磁石」に似ている部品です。これに電気を流すと、磁界が発生し、中の芯が飛び出ます。この飛び出す動きによって、電卓のキーが押されています。

ソレノイドは下のようなアーム機構によって縦に動いています。モーターの回転運動が直進運動に変わっているのがお分かりいただけるでしょうか。(専門用語を使うと、サーボモーターを使ったオフセット付きスライダクランク機構となっています。)

このアーム機構はレールの上に載っていて、ベルトの機構によって横に動きます。ベルトを動かしているモーターは、土台に固定されています。(これもまた専門用語を使うと、ステッピングモーターとタイミングベルトを使った直動機構となっています。)

この3つで1セットとなっており、これが4セット合わさって、1つのロボットになっています。現在は4つのソレノイドが4つの電卓を叩き、曲を演奏しています。

「A-HOGE」という名前について

「A-HOGE」は「エーホージ」と読みます。ロゴも作りました。

気になる方のために。名前の由来やロゴのモチーフは次の画像の通りです。

なぜこれを作ろうと思ったのか

もともと私は「演奏ロボット」や「無駄だけどなんかすごい機械」に興味があり、いつか作ってみたいと思っていました。私がロ技研に興味を持ち、入ろうと思ったのも、工大祭で「ベアリンググロッケン」の展示を見たことがきっかけでした。

ロ技研に入り2年半が経った昨年の秋、私はネットで偶然に電卓演奏に出会いました。

電卓演奏は、楽器ではないものを演奏している点でも面白いのですが、しっかりとその曲を演奏できており、電卓の音の良さも相まって、そういった音楽として聴けます。その点で素晴らしく、私は何曲も聴いてしまいました。

そして「これは演奏ロボットにできるぞ」と気づいてしまいます。

電卓演奏と演奏ロボットは相性が良いです。電卓演奏に必要なのはキーを押す、ただそれだけで、単純です。これはロボットにとっては嬉しいことです。

Twitterに投稿するまでの製作経緯

ここからは約1年間に及ぶ「A-HOGE」の製作の流れを紹介します。

2020年10月

構想を開始。他にやっている人がいないか調べたら、誰もやっていなさそう、ということがわかり、やってみたいなあと思い始めました。

ただ、このとき似ているものを見つけました。それはなんと、このロ技研の大先輩が製作した、そろばんロボット「そろぼん」と、電卓ロボット「でんたくん」です。

これを見てさらにやる気になりました。特にそろぼんのアームの感じは真似したい、と思いました。

2020年11月

主要部品の選定を終え、1号機のCADが完成しました。

作れる目途が立ったので「作れたらMFTokyo2022とかに出したい」と思うようになりました。

ここで解説。MFTokyo(Maker Faire Tokyo)とは、年に一度、東京ビッグサイトで開催される、ものつくりの展示会です。電子工作や自作ロボットなどの作品が多いですが、他にもいろいろなものがあります。ロ技研も過去に出ていました。とても大きな展示会なので、いろいろな人に見てもらえる絶好の機会です。

参考として、MFTokyo2020の様子はこんな感じです。

2021年5月

1号機が完成し、1ユニットでの演奏に成功しました。

これを友人に見せたところ「普通にMFTに出せるレベルで草 出展しろ(褒め言葉)」と言われ、その言葉に押されて、1年早めてMFTokyo2021への出展応募をすることにしました。

2021年6月

1号機を改良した2号機が完成し、さらに発注基板が届き、4ユニットが自作の基板で動くようになりました。その様子を動画に撮って、MFTokyo2021に出展応募しました。

MFTokyoは会場の枠に対して出展希望者数が多いため、運営による審査により出展者が決まります。つまり、出展内容がわかりづらかったり、魅力に欠けたりすると、落選になってしまいます。

そのため応募時にはできるだけ作品の魅力をアピールする必要があり、作品の動画を送るというのは効果的な手段となります。

私の応募時の動画はこれです。

2021年7月

MFTokyo2021の審査を通過し出展が決定しました! 私の出展者ページはこちら

2021年9月

MFTokyo2021が新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となることが決まりました。オンラインイベントとしてTwitter投稿企画YouTubeライブ配信企画が行われることになりました。

東京ビッグサイトで行われないのは残念だったのですが、オンラインの発表の場を用意していただけるとのことだったので、せっかくなので、これに参加することにしました。

2021年10月2日 MFTokyo2021 1日目

MFTokyo2021のTwitter投稿企画に参加しました。そのときに、このページのトップにあるツイートを投稿しました。

#MFTokyo2021 #作品発表」とハッシュタグがついていたのは、この企画に参加していたためです。

Twitterに投稿してからの反響

予想よりも伸びました。ありがとうございます。

メディア掲載もありました。まずは「ねとらぼ」さんです。記事にまとめていただきました。

こちらは台湾の新聞社である「自由時報」さんです。動画で面白くまとめていただきました。

Facebookにも同じ動画が投稿されました。台湾を中心とした海外の方から多くのコメントをいただきました。

最後にこちら。このロボットのモデルとなった、有名な電卓演奏家である「あたりめ」さんです!

あたりめさんからコメントをもらうことは、このロボット製作の目標だったので、とても嬉しかったです!

今後の出展について

来週11月3日(水)に希望丘青少年交流センター「アップス」で行われる「アップス縁日」リアル出展します。初のリアル出展ということで、楽しみにしています。(事前予約制となっており、すでに定員に達していますので、新規に参加いただくことはできません。)

そして、MFTokyo2022に出展します!来年こそは東京ビッグサイトで、生でお見せしたいと思っています。新型コロナが落ち着くことを願いながら、準備をさらに進めます。お楽しみに~!

Part1は以上です。ではまた!

【電卓演奏ロボット A-HOGE】記事一覧

  • Part1:電卓演奏と出会う。そして演奏ロボットをツイートする。
  • Part2:モーツァルトの知らない電卓演奏の世界(公開日未定)
  • Part3:機械編(仮)(公開日未定)
  • Part4:回路制御編(仮)(公開日未定)

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