この記事は rogy Advent Calender2020 19日目の記事です。
こんにちは、18のたくぽんです。
皆さんは低温調理というものをご存じでしょうか?食材を低温(60℃くらい)で長時間加熱することで、より柔らかく・おいしくいただく調理法です。鶏むね肉や魚介類が特に有名ですね。
しかし専用の低温調理機は高価で、なかなか手が出るものではありません。でも私も低温調理して豊かな食生活を送りたい。
ワンコインで1kgも食べられる素晴らしい肉、鶏むね肉。これを簡単においしく食べるべく、簡易的な低温調理機を作成しました。
はじめに
低温調理機を作るにあたり、部品構成やプログラムについて以下のサイトを参考にさせていただきました。
構成
鍋の温度を測定し、所望の温度に保つようにSSR(ソリッドステートリレー)を使って鍋の電源のON/Offを切り替えます。
ちょうど家に授業関係で買ったArduinoが転がっていたので、マイコンはこれを使うことにします。
製作
初めてのマイコン工作でしたが、ネットの情報を参考にサクサク進められました。先人は偉大。
こんにちは! pic.twitter.com/UrwpMF86Cp
— たくぽん (@takupon009) June 14, 2020
SSRで100V交流のオンオフできた pic.twitter.com/Yk6cruzLft
— たくぽん (@takupon009) June 14, 2020
一通りできたので試してみる
要素ごとの動作確認ができたので、一度統合して動かしてみます。
めっちゃ簡易な低温調理システム起動した
鶏胸60度で90分 pic.twitter.com/uSx1k96Yao— たくぽん (@takupon009) June 14, 2020
割と水温維持できてる pic.twitter.com/JLRqZekUYs
— たくぽん (@takupon009) June 14, 2020
良い感じ👍
でもこのままだともじゃもじゃで取り回しが悪いので、ケースを作っていきます。電池駆動にしてPC抜きで動作できるようにもしたい。
ケース制作
CADで設計して…
いい感じにゲーム機感出てきた pic.twitter.com/OC7E7KswZ5
— たくぽん (@takupon009) June 21, 2020
3Dプリンターで出力して組み立てて…
良さげなケースできた pic.twitter.com/Jp0tR08I9B
— たくぽん (@takupon009) June 25, 2020
塗装!!
SFC感あるな pic.twitter.com/i1IPUJYrhR
— たくぽん (@takupon009) July 1, 2020
SSRまわりもコンパクトにして、本体とコネクタで繋げる方式にしました。
SSRまわりめっちゃコンパクトになった pic.twitter.com/XscbpOyB8u
— たくぽん (@takupon009) July 7, 2020
完成!
良い感じにまとまりました。△ボタンで設定温度を変えられるので、いろんな調理に対応できます。
鶏むね肉を調理してみましたが、めちゃ柔らかくできました。外側と内側で色のムラが無く、全体に均一に熱が入っていることが分かります。
おしまい
目的のものを作ることができて大満足です。今後は温泉卵とかローストビーフにも手を出していきたいですね。
明日はnomotech先輩の記事になります。お楽しみに!