今年のNHKロボコンと角管曲げ加工の紹介

皆さんメリークリスマス、18のたくぽんです。

この記事はrogy Advent Calender2020 の25日目の記事です。

タイトルの通り今年(2021)のNHKロボコンのルールの紹介をして、それだけだと寂しいので去年の角管曲げ加工についても少し触れようと思います。

NHKロボコン2021 投壺~トゥフー~

中国の伝統的な遊びがモチーフになっていて、フィールド上の「壺」に向かってロボットが矢を投げ入れます。各チームDR(ディフェンスロボット)とTR(スローイングロボット)の2台のロボットを制作し、壺に入れることのできた矢の本数で点数を競います。

今年の大きな特徴は相手への妨害が許可されていることです。いくつかの「壺」は回転するテーブルの上に取り付けられており、DRが回転させて壺の位置を動かすことができます。穏やかじゃないですね。

テーブルを回転させるDR. 素行が悪い
矢を投げるTR. (スローイングロボットでTRはロンバイとおんなじですね)

詳しいルールはこちら

久々の対戦型ルールで、2017年のAPPARE!を思い出します。名実ともにどつきあうロボコンになるので(特に見てる側は)とても楽しいルールだと思います。

角管曲げ加工の話

2020年のルール「ロボラグビー」では、相手から飛んできたラグビーボールが期待に衝突する危険がありました。そこで、ボールから回路を守る回路ガードを制作しました。

左がTRのサリー、右がPRのロニーです

角管を曲げた部品をふんだんに使っています。軽いし強いしオシャレだし、最高ですね。

↓は自分が担当したロニーの回路ガードです。スーパーカーのガルウィングみたいに斜めに開くので、回路へのアクセス性も良いです。

 

曲げ加工には自作のベンダーを利用しています。

自作の曲げ加工機.

おしまい

今年は何かと大変な状況ではありますが、大会出場・優勝を目指して頑張っていますので、応援よろしくお願いします!

 

低温調理機で鶏むねをおいしくいただく

この記事は rogy Advent Calender2020 19日目の記事です。

こんにちは、18のたくぽんです。

皆さんは低温調理というものをご存じでしょうか?食材を低温(60℃くらい)で長時間加熱することで、より柔らかく・おいしくいただく調理法です。鶏むね肉や魚介類が特に有名ですね。

しかし専用の低温調理機は高価で、なかなか手が出るものではありません。でも私も低温調理して豊かな食生活を送りたい。

低温調理機の雄 BONIQ(お値段2万円)

ワンコインで1kgも食べられる素晴らしい肉、鶏むね肉。これを簡単においしく食べるべく、簡易的な低温調理機を作成しました。

はじめに

低温調理機を作るにあたり、部品構成やプログラムについて以下のサイトを参考にさせていただきました。

とらちのぶろぐ

Roy’s kitchen

構成

低温調理機の構成

鍋の温度を測定し、所望の温度に保つようにSSR(ソリッドステートリレー)を使って鍋の電源のON/Offを切り替えます。

ちょうど家に授業関係で買ったArduinoが転がっていたので、マイコンはこれを使うことにします。

製作

初めてのマイコン工作でしたが、ネットの情報を参考にサクサク進められました。先人は偉大。

一通りできたので試してみる

要素ごとの動作確認ができたので、一度統合して動かしてみます。

良い感じ👍

でもこのままだともじゃもじゃで取り回しが悪いので、ケースを作っていきます。電池駆動にしてPC抜きで動作できるようにもしたい。

ケース制作

CADで設計して…

3Dプリンターで出力して組み立てて…

塗装!!

SSRまわりもコンパクトにして、本体とコネクタで繋げる方式にしました。

完成!

良い感じにまとまりました。△ボタンで設定温度を変えられるので、いろんな調理に対応できます。

完成した低温調理機

鶏むね肉を調理してみましたが、めちゃ柔らかくできました。外側と内側で色のムラが無く、全体に均一に熱が入っていることが分かります。

60℃で90分加熱した鶏むね肉

おしまい

目的のものを作ることができて大満足です。今後は温泉卵とかローストビーフにも手を出していきたいですね。

明日はnomotech先輩の記事になります。お楽しみに!